横浜市在住で金沢区内でも活躍する歌手・モナオさんが12月3日(土)、磯子公会堂(JR「磯子駅」徒歩5分)で10周年記念コンサートを行う。「モナオ歌謡フェスティバル」と題した同公演は、収益金を全額いそご地域活動ホーム「いぶき」の活動資金として寄付する。「応援してくれた方々へ恩返しができれば」とモナオさんは話す。
公演にはモナオさんのほか、歌手の清水博正さんがゲスト出演する。午後1時開演。チケットは前売りで指定席3000円、自由席2500円(当日券はいずれも+500円)。
問い合わせはモナオ事務局(【電話】03・5843・9195、【メール】aishitemonao@gmail.com)へ。
歌で誰かの役に
子どものころからテレビやラジオの歌番組が好きだったというモナオさん。いつからか「歌手」という夢を思い描いていた。
大学卒業後は芸能関係に関わりたいと、雑誌編集の会社に就職。だが、芸能人への取材を繰り返す日々のなか、忘れたはずの夢が膨らみ始めた。「30歳までにチャンスがなければ諦めよう――」。その後、コンクールで優勝したこともあったが、歌手への扉は重く、開けなかった。
歌を諦めて働き始めたテニススクールで転機は訪れた。上司からスクールのイベントで「歌ってみろ」と言われ歌声を披露すると、その反応に手応えを感じた。「歌で誰かの役に立てることを知った。それまではカラオケ大会で『勝つ』ことばかり考えていたけれど」と苦笑する。高齢者施設を回って歌での慰問活動を始めると、コンクールでも評価されるようになり、2006年に念願のデビューを果たした。慰問活動は現在もなお続けている。
今年3月、心筋梗塞で病院に緊急搬送されたが、幸いにも一命を取り留めた。「まだまだ歌で人のお役にたちなさい、そんな天の啓示を与えられた気がする」。今はゆっくり走れるほどに回復したといい、「いろんな人に自分の歌が届くように、無理せず、だけどもっと活躍していけたら」と声を弾ませる。
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