神奈川県は、2020年度の完成を目指し、磯子区内を流れる堀割川の親水護岸整備を進めている。これに関連し「堀割川魅力づくり実行委員会」(安室昌治会長)は7月17日(月)に根岸地区センターで意見交換会を開く。
堀割川は、南区と磯子区にまたがる人口運河。流域は全長2700m、水深約3m、川幅は20〜30m。明治3年から運河の堀削が始まり同7年に完成するも関東大震災により被災し復興工事が行われた。現在の石積み護岸や橋の親柱などは当時の面影を残している。2010年には土木遺産に認定されている。
一方で、交通量の多い道路に挟まれ安全に川に親しめるような空間整備が課題となっていた。
今回の整備事業は、国土交通省の「地域と連携した川づくりに係る事業」の一環。八幡橋から下流約200mのニトリ駐車場向かいに、およそ1500平方メートルの親水広場を整備する計画。防災船着場、緊急時の物資輸送などの防災拠点、船舶、カヌーなどのレクリエーションを行う場、歴史や環境を学ぶことのできる拠点としての機能を持たせる。
2005年に設立した魅力づくり実行委員会は、これまで堀割川でのカヌー、ボート乗船体験やサケ稚魚の放流などの活動を展開。長年にわたり同委員会が中心となり親水広場の整備を県に要望してきた。安室会長は「親水施設に関心のある人にぜひ参加してほしい」と話す。意見交換会は午前10時半から正午。
詳細は安室会長【電話】045・752・3516へ。
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