横浜市立大学は金沢シーサイドタウン(金沢区並木1丁目)の郊外住宅地と商店街の活性化を目的とした学生の提案報告会を7月22日、UDCN並木ラボで開催した。これは同大学の国際総合科学部国際都市学系まちづくりコース3年生の「まちづくり実習II」の課題として、学生36人が取り組んだもの。現地見学や地域住民への聞き取り調査など、地元と関わりあいながら練り上げた6プランを6月2日、横浜市住宅供給公社と金沢区役所の担当者に発表した。今回はその中で特に高い評価を受けた3プランを住民や地元商店街に向けて紹介した。
皆が集まるシーサイドに
同大学は2014年からセンターシーサイド名店会の一角に地域拠点として並木ラボを設置。今年度で国の補助金事業が終了することから、来年度から形を変え移転する予定だ。そこで、「みんなが集まるセンターシーサイド」というコンセプトを掲げ、新しい地域拠点やパブリックスペースの改善・活用案を実習テーマとした。
報告会では、並木での新しい働き方を盛り込んだ「テレワークdeライフワーク」、子育てをテーマにした空間を提案した「みんなで育てるなみきっず」、緑の多い並木地区の強みを生かした「GREEN+ NAMIKI」を紹介。学生目線のアイデアに、参加者からは様々な質問や企画を労う声があった。市住宅供給公社の担当者は「今後、こうした学生たちの提案やアイデアを、街づくりに生かしていきたい」と話した。また、参加した同名店会の大粒来富雄会長は「学生たちのアイデアを聞かせていただき、有意義な時間だった。新しい並木に役立てるといい」と話した。
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