国民体育大会神奈川県予選を兼ねた「県中学選抜陸上競技大会」が7月7日・8日、三ツ沢公園陸上競技場で行われた。女子200mでは、河野智美さん(浦島丘中3年)が初優勝を果たした。区内からは河野さんの他、全国標準記録を突破している2人(7月8日現在)が、8月19日〜22日に千葉県で行われる全国中学大会(全中)へ出場する。
大会初日、女子200m予選で自己ベストとなる25秒11をマークした。この記録は、全国標準記録(25秒90)を軽々と超え、昨年の全中決勝の優勝タイム(25秒20)をしのぐ記録だ。決勝でも圧巻の走りを見せつけ、新女王の座に就いた。2日目も同100mで3位(12秒54)に入賞し、2種目での全中出場を決めた。それでも、「疲れが取れず、決勝で自己ベストを更新できなかったのが悔しい」と慢心はない。
河野さんは、小学校ではミニバスの選手。中学校でもバスケ部に入るつもりだった。しかし、その運動能力にほれ込んだ浦島丘中の陸上部顧問・小森一樹教諭の勧めで陸上部に入部。2年生から本格的に200mに取り組んでいる。小森教諭は「スピード持久力がズバ抜けている。100mより200m、高校生になったら800mに挑戦してほしい」と将来を見据える。
期待された昨年の同大会では、入賞すらできなかった。転機となったのは、昨年12月に県代表として参加した関東合宿。ここでフォームの無駄を指摘され、腕振りを改善。体幹トレーニングも取り入れ、「ブレない走りができるようになった」。この1年間で200mの記録を1・5秒も縮めた。しかし、全国では一人の挑戦者にすぎない。「まずは全中で決勝に進みたい」と目標を掲げる。なお、区内からは仙頭卓馬くん(神奈川中・800m)と土屋勇樹くん(同・1500m)も全中への出場を決めている。
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