新線を建設し相模鉄道とJR線、東京急行電鉄線との相互直通運転を予定している「神奈川東部方面線」について、横浜市都市整備局は10月5日、「相鉄・東急直通線」(羽沢〜日吉間)の都市計画手続きが完了したことを発表した。今後は、整備主体の独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が用地取得や工事に着手し、2019年の開業を目指す。
「神奈川東部方面線」は、相鉄本線西谷駅からJR東海道貨物線と接続する仮称・羽沢駅を経由して東急東横線・目黒線の日吉駅までの連絡線を整備、相互直通運行を行う事業。「相鉄・JR直通線」(西谷〜羽沢間)は、既に2010年に用地取得や工事がスタートしている。「相鉄・東急直通線」の都市計画手続きが完了したことで、神奈川東部方面線の全線で整備事業が着手されることになった。相互直通運転が実現すれば、例えば大和駅〜渋谷駅間の所要時間は、約11分短縮されて47分となる。
市整備局都市交通課は「利用者の利便性や速達性などが向上するとともに、災害に強いまちづくりの観点からも重要な路線になる」と、整備の効果を話す。
一方、新駅開発で生活環境が変わる羽沢駅周辺。地域住民らは2008年に「羽沢駅周辺地区まちづくり協議会」を設立。「豊かな自然と身近に触れ合うことができ、生活の利便性に優れ、安心して暮らせるまち」を目標に検討を重ね、2010年には「羽沢駅周辺地区プラン(協議会案)」をまとめている。
神奈川区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>