神奈川学園バトン部 初の全国大会へ 昨年の雪辱果たす
第48回バトントワーリング関東大会がこのほど行われ、神奈川学園中学校・高等学校(湊谷利男校長=沢渡)が高等学校バトン編成の部で9位に入賞した。この結果、12月7日に幕張メッセ=千葉県=で行われる第41回バトントワーリング全国大会へ初出場することが決まった。
創部12年の同校バトントワリング部は、顧問と卒業生コーチによる指導のもと、中・高合わせて60人の部員が汗を流している。9位までが獲得できる全国出場を決め、喜多由美教諭は「週4日という限られた練習時間の中でよく頑張っている」と評価した。
同じテーマでリベンジ
昨年の関東大会では、わずか0・7ポイント差で全国出場を逃し涙をのんだメンバーたち。そんな悔しさから、今シーズンも昨年と同じ『正義』をテーマに選び、リベンジを果たした。
高校1、2年18人で踊るプログラムは、ピアノの力強いメロディーが印象的。女性の持つ美しさと力強さが伝わるバトン技や編成を組み合わせた演技構成に仕上がった。「2年かけて作り上げたプログラム。今年は特に表現力とチームワークがいい」と喜多教諭は分析する。
部員が多く、練習場所に全員入ることができないため、交代で使うなどの工夫をして練習に励む。バトンスキルはもちろん、バレエレッスンや体操など「きれいで強い体作り」を重点に置く。中・高5年間で表現・技・曲やテーマへの理解を深めている点が強みだ。
39校が出場する全国大会。目標は、ノードロップ(バトンを落とさないこと)で納得いく演技をすること。部長の星萌実さん(高2)は「せっかく全国の場で演技ができるので、次へのステップアップとしてしっかり踊りたい」と話している。
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