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神奈川区版 公開:2014年7月10日 エリアトップへ

白幡小と(学)五大 児童の体力向上で連携 民間ノウハウを活用

公開:2014年7月10日

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走りながらラダーを跨ぐ児童たち
走りながらラダーを跨ぐ児童たち

 横浜市立白幡小学校(永池啓子校長)とテニススクールなどを運営する学校法人五大(佐藤武昌理事長)が7月2日、体力低下に歯止めをかけるためのプログラム「白幡小学校体力向上サポートプロジェクト」をスタートさせた。1年生を対象に公民が連携して取り組む、市内でも珍しい試みだ。

対象は1年生希望者

 このプロジェクトは、参加を希望した児童1人につき週1回、五大が運営するテニススクールの空きコートを活用して放課後50分ほど行われる。プログラムは、文科省の指導要領を踏まえて五大と白幡小が協議し作成。月毎に「敏しょう性」や「持久力」などテーマ設定し、テニスを取り入れつつ普段経験しないようなフットワークなどを楽しみながら運動能力を上げていく。初めてテニスラケットを触ったという竹内一玖くんは「難しかったけど楽しかった。またやりたい」と笑顔で汗をぬぐった。

 全国的に子どもの体力低下が叫ばれる中、横浜市立小中学校の児童生徒対象に行われた2013度の体力調査では、男女とも全学年で全国平均を下回った。白幡小では、教員一人ひとりが児童の学力や体力、心の育成などでチームを組み、体力面ではマラソン大会や長縄大会などのほか、立ち幅跳びができる円や線を校内に描くなど、「自然と運動したくなる学校」を目指している。

 しかし、体力向上に取り組む玉置哲也教諭らは「バリエーションに乏しいので、さらに運動を日常化させたい」と感じていた。一方、以前からクラブ活動でテニス指導にあたっていた五大の河村祥臣さんも「横浜の体力低下をどうにかしたい」と考えていた。そこで今回、互いにアイディアを出し合いプロジェクトを実現させた。

 白幡小は文科省からコミュニティー・スクールの指定を受け、地域参画型の学校経営を行っている。このプロジェクトも地域住民や卒業生で構成される「白幡小いちょうの会」とPTAが主体となって、五大と学校のコーディネートや保護者への説明などに携わった。一年後、参加児童の効果測定を行うかどうかについても検討している。

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