宮前区菅生を拠点に活動する市民合唱グループ、コール・エスペランサ(小澤幸雄団長)は2月8日、つつじ寺として有名な等覚院(区内神木本町・中島有淳住職)の本堂で混声合唱の般若心経を披露する。般若心経の合唱は珍しく、同グループの瀬尾為明さんは「心を込めて歌い上げたい」と意気込む。
コール・エスペランサは2003年、区内菅生で発足。現在は指揮、伴奏含め34人が在籍している。般若心経の合唱は10周年の節目となる昨年、記念コンサートで初披露、反響を呼んだ。
般若心経を歌おうを決めたのはおよそ3年前。選んだ理由は地域に根付いた市民合唱団として、日本的な曲を歌おうと思ったため。昔から伝わる民謡も候補にあがったが、「教会のレクイエムやミサ曲があるのなら、日本の心を伝える楽曲として般若心経を」と決めたという。
しかし、作曲家鈴木憲夫さんが作った混声合唱の般若心経は9声の合唱となるため、30人ほどの同団体では1人当たりの比重が高く、和音を作るのが難しい。その中「意味を知ることで、もっと歌える」と同寺の副住職、中島光信さんを招いた勉強会を開き、難曲の練習を乗り切った。
今回の合唱はこれが縁で決まった。
中島副住職は「(合唱で)多くの人たちに勇気と元気を与えてくれるのでは」と話す。
小澤団長は「凛とした本堂での演奏は団として初挑戦。身の引き締まる思い」と話した。
本堂での合唱は等覚院が毎月8のつく日に行う法要イベントの一環として行われる。時間は午後2時からで、法話の後に披露する予定。問合せは瀬尾さん【携帯電話】090・6528・8850。
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