社会福祉法人みのり会(川島芳茂理事長)が運営する「生活支援センターきまっしー」が、宮前区や区社会福祉協議会の後援をうけ今年4月から「しょうがい者サポーター事業」を開始した。地域で障害者がより安心して暮らせる環境づくりを目指す。
「しょうがい者サポーター事業」は、障害者と接したり障害について知る機会のない人に理解を深めてもらうことで、支援につなげようというもの。地域で生活している障害者が困っている時に、必要な手伝いや支援、見守りをしてもらう。
専門的な知識や技術は必要なく、事業者の「生活支援センターきまっしー」が、年4回(予定)、サポーター養成講座を開く。主に障害者を見守る上で知っておいた方がいいことや、声をかける際のポイントなどを教える。受講後にサポーターに認定し、サポーターはオリジナルのキーホルダーを携帯するなどし、外部からもわかるようにしてもらう。また、協力施設や店舗にも同デザインのステッカーを掲出してもらうという。
きまっしーの担当者は「市から障害者生活支援・地域交流事業の委託を受け、障害者やその家族が地域で安心して暮らせるための活動を行うという我々の役割を考え、区や区社協の後援も得て同事業に取組むことになりました」と話す。
2015年度末時点での宮前福祉事務所管内の身体障害者手帳所持者は5350人と市内で一番多い。
障害者からは、手助けしてほしいケースとして、「道に迷ったとき」「トイレの場所がわからない」「外出中に気分が悪くなったとき」「駅で切符の買い方がわからないとき」などの声があるという。
6月13日初の養成講座
一般向けには初となる「しょうがい者サポーター養成講座」が、6月13日(火)にまじわーる宮前(馬絹1589の1)2階食堂で開かれる。午後2時から3時(受付1時45分から)。参加無料。
「普段ちゅうちょしてしまいがちな障害者に対する接し方へのアドバイスなども行います。難しいことは全然ないので、気軽に参加してほしい」と主催者。
今後、要望があれば出張講座にも応えるという。
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