宮前区民会議 坂道活かし魅力づくり 区制30周年むけ、マップ制作や活用イベントを検討
第3期宮前区民会議(山下浩委員長)の全体会議が今月2日開かれ、坂道をテーマにしたまちづくりを提案。来年度の区制30周年に向け、区内の坂道マップ制作や区民参加を狙った活用イベントなどを検討している。
「坂道というマイナスをプラスに」-。区の最たる特徴ともいえる坂道を活かし、まちの魅力や健康増進などの活力づくりと同時に、区民の地域参加にもつなげようというこの取り組み。区民会議では、昨年9月から今年3月まで5回にわたって審議を行なってきた。区内には古くから名前がつけられている坂や、約10年前に公募で愛称をつけた坂などが約40カ所ある。メンバーらは、目黒区など他地域での取り組み事例なども検討し、坂道周辺にある資源も活用したマップづくりを取り組みの中心にすえた。これをもとに、ウォーキングコース作成やイベントなどで区民の健康づくりや地域参加を促すのが狙い。
2日に行なわれた全体会議では昨年6月に「ZAMA坂道マラソン」を実施した座間市の座間青年会議所前理事長、濱野真一さんを講師に、講演と質疑応答が行なわれた。
区民会議では今年度中の区長への提案をめざし、さらなる検討を重ねていくという。和田秀樹区長は「来年の宮前区制30周年に向け、『住む』から『暮らす』を合言葉に、坂道の魅力を活かしたまちづくりをさらに進めてもらいたい」と区民会議の取り組みを評価する。山下浩委員長は「坂道はこれまで宮前区の弱点でもあったが、それを資源として捉え、地元に愛着を持ってもらえるような取り組みを実現していけたら」と話している。
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日