新規では30周年と防災に重点 24年度宮前区地域課題対応事業が決定
市内各区が地域の課題解決を目指し実施している「地域課題対応事業」の平成24年度計画が3月議会で可決された。宮前区では区制30周年を記念したイベントや新たな防災対策などが盛り込まれた。
地域課題対応事業とは、地域の課題を見つけ区民参加や局との連携によって解決しようという取組みで、区役所機能強化の一環。
事業は【1】安全・安心まちづくり【2】地域福祉・健康づくり【3】総合的な子ども支援【4】環境まちづくり【5】地域資源活用【6】地域コミュニティ活性化推進【7】区役所サービス向上【8】地域課題対応といった8分野に分かれている。
24年度に宮前区で行われる地域課題対応事業は、8分野47事業で、総予算は6863万3千円。
主な新規事業では、区制30周年イベントと昨年の東日本大震災を受けた新たな防災対策が盛り込まれた。
防災対策では、安全・安心まちづくり事業のなかで避難所設置や帰宅困難者などを想定した宿泊型の訓練を含む地域連携による総合防災訓練を実施する。また地域交通環境整備事業として、関係局と連携した交通網の整備に向けた検討が行われる。
区制30周年関連では、記念式典や体験型企画など地域活動団体によるふれあいを重視したお祭りの開催、東京交響楽団による記念コンサート実施が企画されている。地域コミュニティ活性化事業では、マイナスイメージのある坂道を活用した健康づくりやコミュニティづくりにつながる「坂道ウォーキングマップ」を作成する。
地域福祉・健康づくり事業の新規事業では、乳幼児の虫歯予防のための小冊子を発行。総合的な子ども支援事業では栄養士による食育講座を実施するなど、子育て世代を重視した取組みが盛り込まれている。
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4月26日
4月19日