アリーノ 指定管理者交代で再出発 「より愛される施設に」
区内有馬にある「アリーノ」(有馬・野川生涯学習支援施設)の指定管理者が4月から交代した。新館長の山口定男さんは「3年間で培われた地域との絆を育み、より地域に愛される施設をめざしたい」と意欲を話す。
新たな指定管理者となったのは、全国87ヵ所で指定管理者事業を受託運営するアクティオ(株)(東京都目黒区)。県内では横浜市、茅ヶ崎市などで受託実績があるが、川崎市では初となる。アリーノは2009年に開館し、昨年度まで(財)川崎市生涯学習財団と地元のNPO団体が運営を担ってきた。新館長に就任した山口定男さん(63)は、「前任の指定管理者がまいてくれた種を、我々が花として咲かせたい」と話し、これまでと変わらず地域に根ざした施設運営を強調する。一方で、利用者拡大のため図書室の利用時間を夜8時まで延長したり、土・日に社会人向けの講座を増やすなど、働き世代にも利用しやすい施設づくりに取り組むという。
人員は新規採用の9人に前年度からの継続スタッフ3人、これに山口館長を加えた13人。4月16日には施設休館日を利用して接遇や接客マナーの研修を実施。「スタッフの接客力は施設の大切な要素。来てよかった、また来たいと言っていただけるような施設をめざしたい」と山口館長。より愛される施設をめざす、アリーノの新たな取組みが注目される。
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4月26日
4月19日