7月10日から15日まで宮前市民館および区役所で開催される『第5回平和のための原爆展』で、生涯「子どもの幸せと平和」をテーマに作品を描き続けた画家で絵本作家のいわさきちひろの特別出展を行う。戦後70年の今、改めて核廃絶と平和を宮前からも訴える。
同展は、実行委員会が主催し市教育委員会・宮前区役所ほかの後援で、市平和推進補助事業認定を受け開催され、今回が5回目。様々な企画を通して核廃絶と平和を訴え、昨年も2千人を超える人が来場した。また核兵器廃絶をアピールする署名には約300筆が寄せられ、国連に届けられた。
今回は「こども・愛そして平和」をテーマに、いわさきちひろの作品が展示される。いわさきちひろは、子どもを一生のテーマとし、卓越した観察力とデッサン力で描き続けた。青春時代に戦争を体験。「世界中のこどもみんなに平和としあわせを」という言葉を残し、描いた子どもや花は、今も変わらず命の輝きや平和の大切さを語り続ける。
実行委員長の田中光雄さんは「多くの賛同いただいた方々、今回全面協力いただいたちひろ美術館に感謝したいと同時に活動の広まりを感じている」と話す。
同展では、ほかに広島原爆資料館提供の被爆写真や菅生中学校生徒の広島修学旅行の感想をまとめた「菅生中の平和宣言」、区民の創作作品の展示等も行われる。午前9時から午後5時(最終日午後4時まで/区役所は土曜午後・日曜閉庁)入場無料。
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