川崎市は今月6日、一般会計が過去最大となる7088億円の2017年度予算案を発表した。そのうち宮前区の予算は、8億8553万8千円で、対前年度比5111万8千円の増(+6・1%)となっている。
川崎市の2017年度当初予算案のうち、宮前区の予算は8億8553万8千円。前年度に比べ5111万8千円の増額となった。 道路の維持補修で前年度より7050万円増の4億3471万6千円を計上。尻手黒川道路の土橋〜犬蔵間の工事を実施する。
地域課題に対応するための予算で、宮前区が重点を置いたのが、地域の魅力PRと福祉関連だ。
「多彩な地域資源を活かしたまちづくりの推進」には、1162万5千円の予算を盛り込んだ。前年度比で262万8千円増(129・2%)。新規事業として、テレビ番組とインターネットで動画配信(予算額およそ100万円)。区内の様々な魅力・情報を発信し、映像を通じて身近でより伝わる広報をめざすという。また、宮前区農産物直売所ガイド&マップや宮前区ガイドブックの改定も実施する。
「心がつながり、互いに支え合う地域の輪づくりの推進」には、836万5千円を計上した(前年度比294万1千円増・154・2%)。昨年度本格的にスタートした地域包括ケアシステムの関連事業で、昨年度に引き続き聖マリアンナ医科大学と田園調布学園大学の2大学と連携し、区民の意識調査を実施する。新年度は無作為抽出のアンケート調査を行うという。
一方で、前年度より大幅な減となったのが、「区民との協働による安全・安心で、快適なまちづくりの推進」の予算1412万4千円(前年比2007万9千円減)。前年度予算には鷲ヶ峰けやき公園のトイレ設置が盛り込まれていた。
川崎市の予算案は今月13日に開会した市議会定例会で審議される。
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