宮前区選出の市議9人で構成される区議員団は11月29日、2018年度予算要望書を、福田紀彦川崎市長に手渡した。鷺沼駅前再整備についてなど緊急要望11項目と、重要要望11項目が盛り込まれている。
この要望書は、区選出の市議が区民から寄せられる声をまとめ、会派を超えた区議員団として次年度の予算編成が進むこの時期に毎年、市に提出している。
今年も同市議団は小田嶋満宮前区長をはじめ区職員らとともに会議を開催。短期に実現を求める緊急要望と、中長期的、また継続的な取組みを求める重要要望をまとめた。
今回、緊急要望の筆頭に挙げられたのが「鷺沼駅前再整備について」。【1】区役所機能等の体制整備【2】循環バス路線等の整備拡充【3】鷺沼駅周辺の幹線道路である梶ヶ谷菅生線の整備―の3点について求めている。
【1】については、現在の区役所が駅から離れており、高齢化社会が進む中、今後さらに高齢者らの利用が困難になることが予想されるため、駅周辺に一部機能を求めるもの。【2】は駅のバスターミナルが整備されれば、路線や便を増やすことが可能になるためそれを求めるもの。【3】は整備に伴い同駅周辺の交通量増も予想されるため、渋滞対策も要望している。
これに対し市長も、その場で「バスレーン整備は路線対応のチャンスだと思う。東急側と相談し、住民要望に応えたい」との認識を示した。
その他の緊急要望では、従来も要望していた「保育待機児童の解消を含めた子育て支援体制の充実」に、「産前・産後ケアの充実」を、同じく「区内3駅周辺および公共施設等のバリアフリー化の促進」に、「ホームドアの設置」をそれぞれ新たに盛り込んだ。
また、重要要望では特に「通学路への防犯カメラの設置」や「老朽化した小学校給食調理施設の点検・改修」、「桜並木等街路樹の適切な維持管理」などを、その場で訴えた。
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