人生の選択 「仲間づくり・健康づくり」 町田市老人クラブ連合会
おおむね60歳以上の高齢者が、実りのある老後を送るために自主的に作られたコミュニティが老人クラブ。町田市内には78団体(5530人)の加盟があり、それらを集約した組織が「町田市老人クラブ連合会」である。
同連合会の村田昭夫会長は、「歳を取って、自ら運動や散歩など、しようと思ってもなかなかできないもの。老人クラブに入って、国や都、市が推進する軽スポーツや芸能を通じて、気の合う仲間づくりや、健康づくりのきっかけになれば」と話す。
軽スポーツはグランドゴルフや輪投げが人気。体の負担が少なく、チームは組むが個人成績を競うものなので、和気あいあいとプレイできるという。芸能部門では、日本舞踊はもちろん、レクリエーションダンスやコーラスなど熱心な先生の指導の下、大会出場への意欲を高める会員が増えている。「大会を目標に、皆さんで力を合わせることが楽しいようです。大会前になると練習場がいっぱいになってしまいます」
近年では、都老人クラブ連合主催の各種都大会で、輪投げ大会で優勝、芸能大会での入賞など、目覚ましい活躍をしている。
「とにかくうまい下手ではなく、まず参加することを伝えています。それが生きがいになるのです」と会長。同連合会は様々な分野でほぼすべての大会に参加。その取り組みが認められ、今年50周年を迎える全国老人クラブ連合会による全国老人クラブ大会で会長表彰を受けた。10年に一度の大会で「それだけに価値があるものだと感じています」と話している。
|
|
|
|
|
|