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町田版 公開:2015年1月8日 エリアトップへ

野球、陸上 「二刀流で世界に!」 大脇理雄(みちお)くん(小山小6年)

スポーツ

公開:2015年1月8日

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名プレーヤーの多い「左投げ左打ち」。侍ジャパンのユニフォームを着て自宅で撮影
名プレーヤーの多い「左投げ左打ち」。侍ジャパンのユニフォームを着て自宅で撮影

 「今持っている力を最大限に発揮したい」

 町田市で40年の歴史を持つ少年野球チーム・小山ファイターズのエースで4番、チームを引っ張る6年生。侍ジャパンU12(日本代表)や読売ジャイアンツジュニアに選出され、全国や世界の大舞台で素晴らしい活躍を見せている。昨年夏にフィリピンで開催された「アジア選手権」では決勝戦でホームランを放ち、昨年末に行われたNPB12球団ジュニアトーナメントではジャイアンツ3連覇がかかる決勝戦、最終回の重要な場面で代走で出場、サヨナラのホームを踏んだ。

センスを発揮

 野球は小学3年生からのスタート。それまではピアノの世界にどっぷりだった。それは「この子は絶対音楽の世界に進むと思っていた」とお母さんが話すほど。地元チームの体験に行き、近所のお兄ちゃんや友だちがプレーする姿を見たことが野球を始めるきっかけだった。「最初はみんなの方がうまかった」。ベンチに入れず、同学年の子が試合に出ているのを外から見ていた。「試合に出たい」「やってやる」との思いが強まり、野球教室へも通った。元プロ野球選手の指導者に導かれ、3年Bチームのレギュラーに定着。4年でもレギュラーの座を守った。「良い指導」とそれを吸収する力。「周りの環境に支えられて」土台が築き上げられた。

「走るのも面白い」

 5年の時に転機が訪れた。ヒジを痛めて野球ができない日が続いた。「どうせ投げられないのなら今のうちに走り方を直した方がよい」との助言もあり『陸上』を始めた。そして相原の法政クラブに参加、そこでも良い指導者に出会う。走り方の基本を教わり、すぐ出場したチャレンジカップ100mで優勝。東京都からの推薦を受け全国大会で走った。「走るのも面白い」。陸上に目覚めた瞬間だった。6年になり都大会で優勝。全国大会では12秒4の快走を見せた。しかし周りの選手も速く、順位は良くなかった。「まだまだこれから。もっと上に行ける」。そんな時、侍ジャパンとジャイアンツから、声がかかった。「自分の足を買われたのかも」

目指せ二刀流

 スポーツに勉強に、小さいうちから色々と経験を積んできた。それを自分の「貯金」として、次のステージに進む。「中学に行っても野球と陸上、両方やりたい。やっていく自信もある」。練習も厳しくなっていくが、その壁を乗り越えた時を楽しみにしている。これから進路先を選んでいくが、「どこに進むにしても、まずはケガをしないこと」と話し、普段から柔軟体操に力を入れている。「何せ、お母さんの口癖が『ストレッチやったの?』ですから」とあどけない顔で笑う。

 夢は大きい。「プロ野球選手になって年俸20億、陸上は100m9秒台」と飄々とした顔で口にする『ビッグマウス』で、大物の片鱗を見せつけてくれた。

夢に向かって突き進む
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