NPO法人日本郷土史協会(岸芳男理事長)は古くから伝統ある技能・技術を次世代に引き継ぎ残すことに尽力している。同協会は大正、昭和の初期に盛んに行われていた小野路産「めかい籠」を将来にわたり復活、保全を図ろうと「小野路のめかい籠づくり講習会」を実施、次世代に伝統を伝える意欲のある受講生を募集している。
講習会は10月2日(日)、10月16日(日)、11月6日(日)、11月20日(日)の4日間。いずれも午後1時〜3時。会場は小野路公会堂。参加費300円。定員10人。
指導者は故・萩生田長吉氏の直伝を受けた立川英治氏ほか。1日目は、篠竹や道具についてなど「めかい籠づくり」の講義。2日目は、小野路の山道を歩きながら篠竹の採取、篠竹の割り方、ヒネのはぎ方などを学ぶ(雨天の場合は翌週10月23日(日)に延期)。3日目は、めかい籠の編み方を学ぶ。4日目は縁巻用のヒネを作り、籠を仕上げる。
「講習会以降は、それぞれ好みの作品を自由に作っていただき、めかい作りの基本技術の習得と応用作品を多数作成してもらい、のちの講師となる人材を育成したい」と同協会。
藁細工「亀」づくりも
同協会は、10月29日(土)午後1時30分から小野路公会堂で伝統の藁細工「亀づくり講習会」を実施する。講師は仲村勝保氏ほか。「後継者も増えてきました。今回は一般の方にも藁加工の面白さを知ってもらおうと実施します。自作の亀はプレゼントします」と同協会。参加費500円。定員20人。いずれも申し込みは日本郷土史協会【電話】042・735・3126へ。
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