超高齢化社会を迎え、単身高齢者や認知症が社会問題となっている現在。同時に空き家も問題となっている。それらを解決するために、地域に根差した取り組みが求められている。
町田市内を中心に介護事業を行う社会福祉法人合掌苑(森一成理事長)は、「地域をより良くしていきたい」という共通理念のもと、100円家事代行を展開する株式会社御用聞き(板橋区/古市盛久代表取締役)と連携した。「御用聞き」は介護保険を使わない自由なサービスを提供し、日常のちょっとした困りごとをサポートしている。
両者はこのほど、合掌苑が保有する空き家(南成瀬2の4の1)を「南成瀬あんしんサロン〜成瀬の縁側〜」として活用し、地域支援活動を行っていく。5月28日にはオープニングイベントが開催され、地域の自治会や民生委員、婦人会や子育て会の人たち、学生ら80人を超える来場者に向け、施設の外観や内部が披露された。
「成瀬の縁側」は「新しい公共」がコンセプト。「だれでも気軽に利用でき、ちょっとした困りごとも相談できる縁側のようなスペース」として、南成瀬エリアにおける地域の拠点として、レンタルスペース、食事会、イベントなどを開催。単身高齢者や子育て世代が求める「コミュニティ」「ITサービス」「あんしんサロン」のサービス提供を行っていく。「地域のお店とのサービスコラボや大手ITサービス事業者の取次代行など、”つかえる”サービスを御用聞きならではのアイデアで展開していきます。地域の一人ひとりの困りごとを地域支援と捉え、御用聞きサービスとして展開し地域を盛り上げて参ります」と代表の五十嵐憂子さんは話す。具体的にはバルーンアート、御用聞き相談ブース、デリバリーシェアランチ企画、高齢者向け相談コーナー、地域のお店とのコラボレーション企画、Amazonダッシュボタントライなどが予定されている。
利用などの詳細問い合わせは南第2高齢者支援センター(合掌苑)【電話】042・796・3899へ。
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