神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2011年1月6日 エリアトップへ

さらに魅力あふれる街に 吉田哲夫区長に新春インタビュー

公開:2011年1月6日

  • LINE
  • hatena
インタビューに答える吉田区長
インタビューに答える吉田区長

 平成23年の年頭にあたり、本紙では吉田哲夫区長にインタビューを行った。今年の抱負や区政運営などについて話を聞いた。(聞き手/本紙・都筑区版編集長 佐藤和義)

―平成22年を振り返っていかがでしょうか?

区長―昨年は4月6日に区の人口が20万人を突破するという都筑区にとって記念すべき年となりました。平成6年の都筑区誕生当時の人口がおよそ11万人でしたから、区誕生から15年で2倍近くになったことになります。

―平成22年度の区政運営方針の進ちょく状況はいかがですか?

区長―地域活動の基盤となる自治会・町内会への加入を促進するため、新規転入者世帯を中心に約10000世帯へ加入の働きかけを行いました。また、区内180店舗にご協賛を頂き、ボランティア活動者の拡大を図っているところです。

 2月には、パシフィコ横浜で開催される「テクニカルショウヨコハマ2011」に区内の優れた中小製造業16社が出展するのを支援します。

 また、緑アップ関係では、区と環境創造局との連携プロジェクトチームを全市で初めて立ち上げ地域のご理解・ご協力をいただきながら私有地の緑地保存を進めています。今年3月には市立保育園3園の園庭の芝生化を予定しており、昨年度の2園と合わせ5園すべてに完成することになります。子どもたちが楽しみながら緑とふれあう機会を増やせるのは喜ばしいことです。

―都筑区独自に策定された「都筑区こども・青少年育成計画」の初年度となりましたが、取り組みなどはいかがでしたでしょうか?

区長―子どもの生活圏にあわせて中学校区ごとに子育て支援や青少年健全育成の取り組みを支援し、地域における子育て支援ネットワークを形成することが計画のねらいの一つにあります。計画の初年度にあたり、「子育て支援を通じた地域づくり」を積極的に支援してきました。昨年末には地域の取り組み成果の発表の場として「都筑こども・青少年育成フォーラム」を公会堂で開催し、池辺地区の地域元気モデル事業、牛久保公園での出張プレイパークの実施、東山田中学校区学校支援地域本部の取り組みなど、最新の地域の取り組みについて発表していただきました。

―都筑区の今後の重点課題はどのようなものだと思いますか?

区長―都筑区は人口増加率が市内トップであり、平均年齢も18区で最も若く、子育て世帯が多く住む街です。

 本市の緊急課題である待機児童の解消については、市全体で取り組みを進めているところです。今年の4月には区内に認可保育所3園が新たに開園します。引き続き保育が必要なお子さんを安心して預けられるよう、区においても既存公立保育所の増築など様々な手法を検討し、保育所の充実に力を入れていきます。

 また、保護者の孤独な育児環境が懸念されていますので、保育園を活用し妊娠期の母親に学びと体験を提供するなど、初めての子どもの子育てに不安を感じる保護者を地域で見守る仕組みづくりを進めていきます。

 また、本市は「次世代エネルギー・社会システム」の構築を目指し「横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)」を推進しています。港北ニュータウンが実証エリアの一つに指定されておりますが、現在、住宅用太陽光発電システム(PV)及び家庭内エネルギーマネジメントシステム(HEMS)に参加してくださる区民の方を募集しています。このことをきっかけに区内で低炭素社会への関心が高まることを期待しています。

 自治会・町内会の加入率向上も元気な地域づくりのためには欠かせないため、加入促進の取り組みを引き続き進めていきます。また、農地保全、地産地消推進、産業活性化の面から、「都筑野菜」の消費拡大についても取り組んでいきたいと考えています。

―地域の防犯への取り組み、また、福祉への取り組みについてはいかがですか?


区長―各自治会・町内会の自主防犯活動に対して助成金を交付したり、LED防犯灯の設置促進を行うほか、APEC開催を契機として自治会町内会等の自主防犯組織による「青色防犯パトロール車」や徒歩での地域巡回、登下校時の児童見守り、消防隊等による夜間巡回など地域の方々や各種団体、そして警察・区役所・消防などの行政機関が一体となり、区内の防犯・防火活動の一層の強化を図っています。

 福祉分野については『人と人との であい ささえあい わかちあい』を基本理念とした【都筑区地域福祉保健計画(第2期)】を新年度からスタートさせます。第1期では災害時要援護者支援、孤立しがちな高齢者の見守りなど地域課題の解決に向けた地域の主体的な取り組みが着々と進められ、大きな成果となっていますが、さらにつながりが実感でき、お互いにささえあえる地域づくりを目指していきます。

―平成23年に向けた抱負、また、区民に向けたメッセージをお願いします。

区長―少子高齢化、地域連帯力の低下、経済不況などさまざまな課題がありますが、区民の皆さんや企業・団体の皆さんとつながることで、都筑区がさらに魅力あふれるまちとなるよう、取り組みを進めてまいりますので、今年もよろしくお願いいたします。
 

都筑区版のトップニュース最新6

外遊びが5年ぶり復活

こどもみらいフェス

外遊びが5年ぶり復活

会場は「セン南」砂の広場

5月2日

ピークから2割減

都筑区子どもの人口

ピークから2割減

人口割合では区内トップ

5月2日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月25日

読書検定高校の部でV

サレジオ学院高水さん

読書検定高校の部でV

「本好き」の共感集める

4月25日

「子育てあるある」を一緒に

特別養子縁組おしゃべり会

「子育てあるある」を一緒に

27日、ポポラで

4月18日

ジャズ&トークで能登支援

ジャズ&トークで能登支援

21日、都筑区団体が主催

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

都筑区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook