県手話言語条例制定 神奈川県議会議員 しきだ博昭
昨年末、県議会において議員提案により、神奈川県手話言語条例を制定いたしました。
この条例は、手話が独自の語彙や文法体系を有する”言語”であり、ろう者によって大切に受け継がれ発展を遂げてきた歴史的・文化的所産であるとの認識のもと、手話に対する県民の理解を深め、広く普及していくとともに、全ての県民が相互にその人格と個性を尊重し合いながら共生することができる地域社会を実現することを目的としています。
これは、昨年5月に、条例制定を求める陳情が5万4千名を超す署名を添えて県議会に提出されたことを受け、県民の声を真摯に受け止め、県政に反映していくことが議会の役割であり、議員の責務であるとの考え方のもと議論を重ねてきました。
私自身、自民・公明・県政の三会派からなる条例制定検討会議の事務局長として実務に携わってきた一人として、これまでの取り組みが実を結んだこととを、とても感慨深く思います。また、署名にご協力下さいました方々をはじめ、心ある多くの皆様とともに、条例制定の喜びを分かち合いたいと思います。
都道府県レベルでは鳥取県に次いで全国2番目、議員提案による条例制定としては全国初となったこの条例は、私にとって大変思い入れのある条例です。これからも大切に育んでいきたいと思います。
皆様におかれましても、この条例の今後の具体的な施策展開の推移を、引き続き、温かくお見守りいただければ幸いです。
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