県立荏田高校陸上部の江島雅紀選手(3年)が7月30日、岡山県で行われた全国高校総体(インターハイ)の男子棒高跳びで優勝した。自身の高校記録を1cm更新する5m43cmの跳躍を見せ、インターハイ初制覇となった。
47都道府県代表が集う高校陸上部員の最高峰の大会。江島選手は、東京五輪での活躍が期待されるダイヤモンドアスリートの1人で、U20世界選手権代表にも選出される逸材だ。
7月29日、岡山市のシティライトスタジアムで行われた予選で、通過標準記録の4m80cmを難なくクリアした江島選手。翌日の決勝には予選を通過した18人が参加した。昨年のインターハイでは11位と結果を残せていなかったが、この日は違った。
4m90cmと5m15cmは共に1回でクリアし、ライバルを圧倒した。5m25cmの跳躍を3回目で成功させ、バーの高さを自身の記録を1cm上回る5m43cmに設定。跳躍後、マットに大の字になり、ガッツポーズを観客席に向け笑顔を見せた。江島選手は「一番欲しいタイトルを取れて素直に嬉しい」と喜びを語る。
荏田高陸上部顧問の内藤篤史教諭(51)は「絶えず記録を伸ばすためにチャレンジ、失敗、努力を続けてきた結果が出た。ここで満足せずにもっと高い目標を目指してほしい」と期待を込める。
「全国レベルの仲間と切磋琢磨したい」と体育コースのある荏田高に進学した江島選手。数々の高校記録を樹立し、インターハイの栄冠を初めて手にした。「現時点での最大の目標は4年後の東京五輪で金メダルを取ること。そして、棒高跳びの認知度を上げていきたい」と力強く語った。
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