寄稿 97 地域交通の利便性向上へ 横浜市会議員 斉藤しんじ
ボランティアバス都田・池辺で実証運行
横浜市では、自宅から最寄り駅まで、徒歩とバスで、15分以内に到着できるように地域バス交通網の構築を進めています。採算が取れないバス路線に対しては、横浜市からバス事業者に補助金を交付し維持を図っています。
しかし、都田・池辺地区は、幅員の狭い道路が多く、路線バスの運行が困難となっています。私も以前より市会の中で、高齢化の進展に合わせて、バス路線が整備されていない地区における地域貢献型バスサービスの実施や高齢者等移動支援バスモデル事業について要望してきました。
そこで、横浜環状道路北西線建設を契機に、関連企業から、地域貢献として8人乗り車両の提供申し出がありました。地域の「都田・池辺ボランティアバス協議会」と連携し検討を行ってきた結果、この度の実証運行が決まりました。
5月から体験乗車開始
今月17日(月)にららぽーと横浜で発進式が行われ、実証運行が5月8日(月)から開始されます。8人乗りの車両を使用し、都田ルート約6・8Km(乗り場14カ所)と池辺ルート約9・6Km(同20カ所)で実施されます。
出かけるのに困っている方が多い地域とスーパーや地区センター、病院等が集まる駅周辺を巡ることになり、高齢者の方、子育て世代などの移動支援として大いに期待されます。
また、外出に不便を感じる他の地域においても、こうした民間企業等と地域、及び行政が協働した事業を進め、安心して外出できる移動支援サービスや環境を整備し、健康寿命、活動寿命を延ばしていける施策を進めてまいります。
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