都筑区版 掲載号:2018年5月17日号 エリアトップへ

大正末期〜昭和の北山田から 第13回 都筑区の歴史を紐解く 文・絵 男全冨雄(『望郷』から引用)

掲載号:2018年5月17日号

  • LINE
  • hatena
二人一組の夜番
二人一組の夜番

火の用心

 年末になると夜番が回ってきた。

 二人一組になり、夜十一時と朝二時頃、一軒づつ拍子木を叩き、軒下に立ち「ご用心なさい」と声をかけ、返事があるまで、声をかけた。

 霜が降りて寒く、ひと回り回るとコタツに入り二時まで休み、また出かけた。

 二回目はつらかったが、遠く他部落の拍子木が聞こえ、仲間もやっているなと、懐中電灯を頼りに回った。

 終わって別れ休もうとすると、誰か玄関の戸を叩く。

 「どなたですか」と戸を開けると誰もいない。

 閉めるとまた叩く。その繰り返しである。

 「この野郎、狸の仕業だな」と構わずにいると、今度は縁側でトントンと馬が走り回っているような音を出して悪戯をする。

 あきらめて、構わずにいたら、狸もあきらめ、悪戯をやめた。

 早朝、縁側は泥だらけであった。

 当時の農村は、狐、狸と同居していたようなものだった。

長徳寺焼失

 三十八年だったかの三月、三時頃、牛久保の長徳寺が放火で全焼した。

 春の強風にあおられ、消防団の必死の消火も水不足でままならず、遠く茅ケ崎方面に飛び火した。山内地区、新田地区の消防隊の応援をうけ、夜十二時に鎮火した。

 消防団の出た町会では全役員が出て、消防団員への炊き出しや、団員の家を回り着替えを集めて現場で着替えさせた。時間が長く体調を崩してはとの大島町会長の配慮からであったが、八時間の消火活動はさすが、団員も疲れていた。

 この年は火災が多く、ホースを干す間もなく鉄塔からはずして出動したこともあった。

 この頃は、消防署の活動は水利と道が悪く、消防団の可搬式ポンプの独壇場であった。
 

都筑区版のコラム最新6

目のお悩みQ&A

専門医が分かりやすく解説

目のお悩みQ&A

 第15回『白内障の手術はやり直しができますか?』

9月23日号

目のお悩みQ&A

専門医が分かりやすく解説

目のお悩みQ&A

第14回『緑内障の目薬で目の調子が悪いですが、なぜでしょうか?』

8月26日号

地域課題に共に取り組む教育機関へ

コラム「学校と社会をつなぎ直す」【16】

地域課題に共に取り組む教育機関へ

桐蔭学園理事長 溝上慎一

8月26日号

目のお悩みQ&A

専門医が分かりやすく解説

目のお悩みQ&A

 第13回『結膜炎はうつりますか?』

7月22日号

目のお悩みQ&A

専門医が分かりやすく解説

目のお悩みQ&A

 第12回『糖尿病だとなぜ眼科受診が必要?』

6月24日号

地域社会づくりを担ってきた学校

コラム「学校と社会をつなぎ直す」【15】

地域社会づくりを担ってきた学校

桐蔭学園理事長 溝上慎一

6月24日号

(有)サンケイ自動車

車検も板金塗装も、愛車の売買もお任せを!!チョイキズ修理、1000円より!!

http://sankei-car.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 9月30日0:00更新

  • 5月20日0:00更新

  • 4月22日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

Webで合同面接会

Webで合同面接会

市企画、10月22日

10月22日~10月22日

都筑区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年10月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook