こどもみらいフェス
外遊びが5年ぶり復活
会場は「セン南」砂の広場
5月2日
「畑をより快適で安心な地域の居場所に」――NPO法人ILOVEつづきが立ち上げたヨコハマ小麦部が、「週末ファーマー」と名付けた新たな取り組みを開始した。就労継続支援B型事業所の都筑ハーベストの畑を舞台に、参加者を募り農業やDIYを行う。
初開催となった7月1日には一般参加の家族や都筑ハーベストの利用者ら約20人が参加。小雨が降るあいにくの天気だったが、1時間30分程度、活動した。参加した家族は「すごく楽しかった。無農薬で栽培している野菜を現地で味わえるのは素晴らしい」と話した。
同事業は、毎月第1土曜日に、池辺町の都筑ハーベスト南畑で実施。次回は8月5日を予定している。同取り組みを主導する中聡美さんは、「夏の畑は確かに暑いですが、きっとまた、通いたくなる魅力があると思う」と話す(問い合わせは同法人【電話】045・306・9004)。
前身となった活動は、2020年にスタートした「都筑こども小麦部」。こどもを対象に、地域で栽培された小麦を用いて、商品を開発・販売してきた。今回の「週末ファーマー」は、キクシマSDGs基金の支援を受け、幅広い年代の個人や団体が参加できる形として企画。都筑ハーベストが所有する約1200坪の農地で、一般の参加者を募集し、年間を通して種まきや収穫など農作業全般を行う。農作業には都筑ハーベストの利用者も参加。「一般の参加者が障害者の人と協力して、作業をすることで障害への理解を深めてくれたら」と中さんは話す。また、農業を始めるきっかけの場としてや週末空いた時間に自然の中で体を動かしたい人たちへの居場所としても機能する。
活動する中で必要となるものは、参加者が自ら制作し(ベンチ、ピザ釜など)、DIYへの知識を深めていくという。また、収穫した季節の農作物は試食するほか、区内のイベントなどを通して販売する予定だ。
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