都筑中央公園季節の便り 7月 美景を堪能できる季節 寄稿/NPO法人都筑里山倶楽部
真夏の公園に咲き誇るのが、神奈川県の花ヤマユリ。大きな花弁に白と黄色のグラデーションが美しく、優雅な姿に甘美な香りが魅力的です。鮮やかな色合いで目を引くのが、オニユリ。ヤマユリに負けず劣らず互いに背を伸ばして咲き誇っています。
ばじょうじ炭焼き小屋あたりでは、ネムノキがひっそりたたずんでいます。薄紅色のふわふわとした花が夕暮れ時から夜に開き、昼間には閉じます。もう一つ、夕暮れから夜にかけて咲くカラスウリ。その白く繊細な花は、まるでレースのように美しく、暗闇に浮かび上がる姿は幻想的です。
園内を歩いていると、黒地に赤い帯をまとった美しい蝶、ジャコウアゲハが時々飛んでいます。ウマノスズクサを訪れ葉に卵を産み、幼虫が育ちます。そのウマノスズクサは、糞や腐肉に似た匂いを放ち、小型のハエをおびき寄せ受粉を手伝わせます。
この様に都筑中央公園は、植物や昆虫たちが共存する自然の楽園です。7月は、色とりどりの花々と生き物たちが織りなす美しい景色を堪能できる季節、皆さまのご来園をお待ちしています。
■NPO法人都筑里山倶楽部(【電話】045・941・0987)
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