都田江川水辺愛護会 大臣表彰受けパーティー 「横浜の花の名所にしたい」
第22回「全国みどりの愛護」のつどいが今年5月、富山県の富岩運河環水公園で開かれ、都田江川水辺愛護会(現・村田輝雄会長)が『功労者国土交通大臣表彰』を受賞。これを受けて、10月5日、新横浜グレイスホテルで受賞披露パーティーが開かれ、関係者ら約150人が参加。受賞の喜びを分かち合った。
このつどいは、国の貴重な緑を守り育て、感謝の心を育むことを願い、平成2年から開かれているもの。毎年、皇室関係者や国土交通大臣をはじめ、全国の公園・河川等の愛護団体や地域の緑地保全団体等の関係者が一堂に集う。そして、特に功績が顕著な団体は、大臣から表彰される。
今回は同団体を含め、市内の水辺愛護会4団体が受賞。式典には、当時同愛護会の会長を務めていた長谷川秀男さんが出席。皇太子殿下と共に記念植樹も行った。
同愛護会は、急速な都市化によって水質が悪化、荒廃した「江川」の再生を願い、平成9年9月に発足。現在の会員は約50人。
これまでは同会が中心となって、地域住民や地元企業らと共に毎日コツコツと清掃活動や管理を続けてきた。現在では、都田小の児童をはじめ、地域のボランティアなどへも活動の輪が広がりをみせている。この様な努力により春になると、桜200本とチューリップ16000本が一斉に咲き誇る市内でも有数の花の名所となっている。今年5月には、区内に本社を置く(株)サカタのタネが、環境浄化にも効果があるという「サンパチェンス」約100株を提供。環境を考えた新たな取り組みとして、同愛護会の会員と同社社員が協力して植栽した。行政はもとより、地域や企業が一体となって美しい環境作りを実現している。こんな活動が評価され、今回の受賞となった。
パーティー当日は、大場茂美副市長や中村香織区長をはじめ、関係者ら約150人が出席。中村区長は「ここの花が大きく美しいのは多くの人たちの愛情のお陰」と挨拶。また前会長の長谷川さんは「子供たちが遊べる水辺にと始まった活動。今では1年中、四季折々の花が楽しめる。これは皆さんの努力のお陰。区内だけでなく、横浜市の名所にしていきたい」と話した。
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