国本さんがのるマシン（Engine:TOYOTA RV8K）。５月に行われたツインリンクもてぎでの走行時
国内最高峰のレース「全日本選手権フォーミュラ・ニッポン（以下ＦＮ）」の第４戦が７月14日（土）、15日（日）、富士スピードウェイで開催される。５月に行われた前ラウンドは８位で初ポイントを獲得。大会を直前に控えた都筑区在住のレーサー、国本雄資さん（21）にインタビューした。
「車も自分も調子は悪くない。うまく流れが出来れば自然と結果がついてくるはず」と次戦を冷静に分析する国本さん。
4月の鈴鹿を皮切りに、全８ラウンドにわたり全国各地のサーキットを転戦する過酷なレース、それがＦＮだ。今シリーズの国本さんは、鈴鹿で14位、もてぎで９位、そして５月のオートポリスで８位となり、尻上がりに順位を上げている状態。毎晩就寝前にはレースのイメージトレーニングを欠かさず、いい緊張感を持ったままモチベーションを維持している。
兄の背中を追って
出身は緑区で、中学生の時に都筑区へ。父親と叔父がカートのレーサーだった関係で兄京佑さんとともに本格的にレースを始めた。２００７年にはフォーミュラチャレンジ・ジャパン（ＦＣＪ）でデビュー。一足先に華々しく活躍する兄の背中を追うようにレースに参戦していたが、この大会で憧れだった兄に競り勝ち、表彰台１位２位を兄弟で独占したこともあった。
目指すはＦ１
ＦＮ第４戦は14日に予選、15日に決勝が行われる。「自分はまだ若いので失敗を恐れないレースを心がけたい。（シリーズを終えて）最終的にチャンピオンになれれば」と静かな闘志を燃やす21歳。子供の頃からの夢だというＦ１レーサーへの階段を一歩ずつ着実に上っている。
＊国本さんのＨＰは（http://yujikunimoto.com/）。
笑顔をみせる国本さん
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