(有)豊鉄筋空手実業団 3年連続で全国へ 個人では4選手が出場
東京武道館で5月25日、「東日本実業団空手道選手権大会」が行われ、都筑区に拠点を構える実業団チーム(有)豊鉄筋(川和町2305の3)が組手団体戦で3位に入賞。また個人組手でも4選手が入賞し、11月に兵庫県で行われる全国大会への出場を決めた。
同チームは3年連続の全国出場。初出場は2回戦敗退、昨年はベスト8まで駒を進めた。今年は頂点を目指して稽古に臨んでいる。全国出場をかけた相手の(株)日昇工業は大学の空手部で活躍した選手がそろうチーム。メンバーの豊間根雷さんは「昨年から練習をこつこつ積み上げてきた。安心感を持って挑めた」と振り返る。プレッシャーをはねのけ、(株)日昇工業に勝利。全国への切符を手にした。勢いに乗った同チームは勝ち進み、3位入賞となった。
仕事をしながらの稽古は、スケジュール調整や場所の確保に苦労する。しかも全員で練習できる時間はほとんどないという。そこで個人練習に重点を置き、一人ひとりが毎日の自主トレに集中。豊間根さんは「みんなが勝ち上がる力を持っている。あとは実力を出せるよう、自信を持って臨みたい」と意気込んでいる。
ママアスリートの活躍も
女子個人組手では尾形菜々さん(32)が準優勝し、全国に駒を進めた。尾形さんは4歳から空手を始め、学生時代にもインターハイに出場するなどの実力の持ち主。結婚し、子どもも産まれ、一時は空手から離れていたが8年前に復帰。現在は10歳になる娘と一緒に練習に打ち込む。尾形さんは「娘が応援してくれると自分も輝く。全国では一戦一戦を大事に戦いたい」と気合十分だ。また同チームからは尾形さんのほか、豊間根さん、吉田総一郎さん、増田喬さんが個人組手で全国へ出場する。
|
|
|
|
|
|