市区町村別平均寿命 都筑区男性が全国3位に 厚労省が生命表を公表
厚生労働省が取りまとめた「平成22年市区町村別生命表」がこのほど公表され、都筑区男性の平均寿命(年)は82・1と全国で3番目に高いことがわかった。平均年齢が横浜市内で最も低く「若い街」のイメージが強い一方で、長寿の特色も見られる結果となった。
市区町村別生命表は、死亡状況を市区町村単位で比較分析するために作成されるもの。人口動態統計による日本人の死亡数、出生数と国勢調査による人口がもととなっている。2000年から5年ごとに実施され、今回で3回目。
これによると平均寿命の1位は、男性が長野県松川村で82・2、女性は沖縄県北中城村で89・0。都筑区の男性は82・1で3位、女性が87・5で62位となっている。都筑区の男性が3位となるのは初のことで、これまでの調査は00年が79・6で18位、05年は80・7で15位と順位を上げている。
区では、詳細な分析は実施されていないが、その背景を「街の環境の良さも平均寿命を高める要素のひとつでは」と説明する。その一例として挙げるのが、12年1月の区民意識調査結果。生活環境に関する重要度・満足度の項目で、重要度が最も高いのが「病院や救急医療などの地域医療」、満足度の1位は「緑地保全・緑化推進や水辺環境の整備」などの結果となっており、長寿につながるような街づくりが示されているという。
また、11年度の市の調査によれば、都筑は平均自立期間(年)が男性81・41、女性が84・66と、いずれも市内上位。区の担当者は、「年配の方が長く元気でいらっしゃることも、平均寿命の高さにつながっているのでは」と話した。
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