ぶつ切りデータの一本化で医療が発展 木原みきお(民主党横浜市政策委員)
快適な街日本一を実現したい。その思いでこれまで数回に分けて、横浜市の財政再建について書きました。子どもの医療費助成の所得制限撤廃、配達弁当でなく中学校給食の実施、このような政策も財政がよくなれば実現できるからです。ただ、それと同時に、快適な街日本一を実現するには医療の発展が不可欠です。今回は医療データの活用について取り上げます。
ぶつ切りなデータ
電子カルテや健康保険など医療データは数々ありますが、一体化されたネットワークになっていません。そのため、電子カルテでは他の病院で受けた治療内容がわからず、健康保険データでは副作用など病状の詳細がわかりません。この現状を改善するには、ぶつ切り医療データの一本化が必要です。そうすれば医療の飛躍的発展が実現できます。具体例をご紹介します。
医療発展の具体例
(新薬開発がスピードアップ)
膵ぞうがんなど、早期発見が難しく発見時に手術できないケースが多い病気は、薬の充実したラインナップが不可欠です。データ一本化で新薬開発がスピードアップします。
(予防医療の進歩)
子どもの頃の学校検診の結果で、大人になった時どのような病気になりやすいかわかるようになります。医療費も少なくなります。
地方自治体として
医療データの活用は国が関わる問題ですが、滋賀県長浜市などは京都大学と連携して研究を進めています。横浜市でできることから真っ先に始めましょう!
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