第68回全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)の神奈川県予選会「決勝戦」が11月15日、秋葉台文化体育館(藤沢市)で行われ、県立荏田高校男子バレー部が宿敵の川崎市立橘高校を下し、初優勝した。
県大会決勝は3年連続で「荏田」と「橘」の対戦。「並々ならぬ思いがあった」と荏田高バレー部の齋藤雅明監督(48)は振り返る。2年連続で春高行きの切符を手にしたものの橘に敗れ、神奈川第二代表としての出場だった。
準決勝の慶応高校に2―0のストレート勝ちを収め、春高の出場を決めたが気を緩めなかった。決勝戦でも第1セットを25―16で奪取。レフトエースの斎藤祐弥選手(3年)は「1セット取ってもこれまでは負けている相手、気を抜かず集中した」と話すように、2セット目も25―20の5点差でライバルを引き離し、初の県頂点に立った。チームキャプテンの白石玲央選手(3年)は「橘に勝てたことはめちゃくちゃ嬉しい」と笑みを見せた。
「全国請負人」の名監督
男子バレー部を率いて6年目となる齋藤監督は、20代の時に釜利谷高校のコーチとして国体、インターハイ、春高と全国三連覇を経験。さらに、前任の岸根高校では監督としてチームを全国大会出場に導いた。
高校バレーに携わり25年、「どうすれば全国出場レベルのチームになるのか、少しずつ分かってきた。その選手にとって何が必要なのかを考え、育ててあげることが大事」と話す。
来年1月5日から行われる全国大会に向け、最終調整を行う荏田高バレー部の26人。過去2大会は共に2回戦で敗退している。「神奈川は通過点。全国制覇を目標に掲げているので、優勝したい」と白石選手は意気込みを語った。
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