農とふれあう場づくりを目的に、横浜市は都筑区内で初となる農園付公園、大棚杉の森ふれあい公園(大棚町534)を整備している。開園は4月1日を予定。
農園付公園は、市が緑を保全するために進めている「横浜みどりアップ計画」の一環で整備されるもの。これまで市内4カ所に開園し、今年度は大棚杉の森ふれあい公園を含む2カ所で整備を進めている。
大棚杉の森ふれあい公園の面積は9763平方メートル。施設内には分区園(貸し農園)のほか、広場や倉庫、公園内を通り抜けられる樹林などが設置され、農園使用者以外も利用可能だ。分区園は個人向け(1区画10平方メートルまたは15平方メートル)、団体向け(40平方メートル)合わせて38区画が用意され、区民に1年間貸し出される。応募は1月末に締め切られ、定員に達しているが、地域住民向けに農体験イベントを企画する見通し。
分区園では、利用者が自由に作物や植物を栽培することが可能。市指定管理者である(株)田澤園(南区)が利用者に対し農具の貸し出しや、野菜作りに関する講習会を実施してサポートしていく。
田澤園の岩崎友理さんは「開園してみないとわからないが、地元の方々とともに盛り上げられるような企画をしたい」と話している。
「横浜みどりアップ計画」では2014年度から2018年度までの期間に7・1haの農園付公園の整備を予定しており、今年度で3・2haの整備が完了する見込み。市環境創造局担当者は「農園付公園は市内に偏りがないよう設置していく。バランスを見て、今後も区内での公園の設置も検討している」と話す。
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