都筑区(畑澤健一区長)は2017年度の区運営方針を、このほど発表した。目標達成に向け柱となる5施策を掲げ、区の特徴である子ども・子育て支援の継続とともに高齢者も活躍できる安心・安全なふるさとづくりを進める方針だ。
区は今年度の基本目標を「未来につながるまちづくり 〜いきいき・にぎわい・つながりのあるふるさとづくり〜」と掲げた。
15歳未満の年少人口割合が市内18区で最も高い16・4%(17年1月1日現在・横浜市統計ポータルサイトより)という区の特徴がある一方で、65歳以上の高齢者人口も増加傾向にあることから子ども・子育て世代から高齢者までがいきいきと活躍できるまちづくりを進めるとしている。
目標達成に向けた施策としては▽いきいきと健やかに暮らせるまちづくり▽活力とにぎわいあふれるまちづくり▽安心して暮らせるまちづくり▽豊かな環境をいかしたまちづくり▽共感と信頼の区役所づくり――の5つを掲げ、子育てしやすい環境づくり、健康づくりの支援や経験豊富なシニア世代を地域で生かす取り組み、区内をホームタウンとして活動する男子プロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」の応援、商店街の活性化などを盛り込んだ。
また、この目標達成に向けた組織運営では▽職員力の向上▽チーム力の発揮▽地域・団体・企業との協働による地域づくり――の3点を柱に地域の総合行政機関として区民の満足度向上などを推進していく。
重点事業は7つ
区内に多く残る農地や工業団地を中心とした中小製造業の技術力など、区ならではの魅力を生かす重点事業については▽地域の子育て力アップ▽健康づくりのサポート▽シニア世代の活躍応援▽「メイドインつづき」の推進▽全国都市緑化よこはまフェアを契機とした緑化推進▽東京2020オリンピック・パラリンピック開催に向けた機運醸成▽災害にそなえる自助・共助の推進――の7つに対し、積極的に取り組む方針だ。
また、子育て情報を集約し、ウェブサイトなどで発信する「つづき育ナビ.net」の開発・運用を開始するほか、横浜国際プールがオリンピック英国代表チームの事前キャンプ地となるため、「ホストタウン」として区民参加型の体験講座などの新規事業にも取り組む。
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