荏田東町のフットサル場を拠点に活動するサッカーチーム、クラブテアトロジュニアユースが4日、日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 神奈川県大会決勝で勝利を収めた。クラブ創設以来、初の県制覇で神奈川第1代表として6月17日の関東大会初戦に臨む。
中学校の部活動ではなく、県内のクラブチーム同士が対戦する同大会。県内91チームがトーナメント方式で試合を行い、上位10チームが神奈川代表として関東大会に進出する。
チームの代表を務める岩本大輝さん(茅ケ崎中央在住・32)は城郷中学校、横浜市立東高校出身。高校卒業後に現在、J2リーグのザスパ草津に所属していた経歴がある。
テアトロJYの前身となるクラブを緑区で立ち上げたのが2004年。7年前にフットサルランド横浜都筑テアトロスタジアムを荏田東にオープンさせ、創設14年目にして初の県制覇と関東大会出場を手にした。
岩本代表は「始めた頃の1期生は1人だけ。苦しいこともあったけど勝つことだけを伝えずに、一歩ずつやってきた積み上げの結果」と喜びを噛みしめる。
県U-15リーグ(3部制)のトップ12チームからなる1部に所属するテアトロJYは第1シードで県予選の3回戦から登場した。初戦を5―0で快勝し、ベスト8と代表枠がかかった試合で同じく1部リーグに所属するSCH・FCと対戦。リーグ戦では負けていたが2―1と退けた。
その後、準々決勝(エスペランサJY)はPK戦で勝ち上がり、準決勝(SC相模原JY)も1―0で4日の決勝まで登りつめた。
圧倒の10得点
「選手全員が躍動した結果」と決勝のFC厚木JYMELLIZO戦を振り返る岩本代表。
試合は終始テアトロが主導権を握った。先制ゴールを決め、前半開始から3得点に絡んだ森悠太選手(若葉台中3年)は「試合前は厳しい戦いになると思っていたけど、いけると思った」と前半4―0を振り返る。
後半もテアトロJYの攻撃陣が6得点の大爆発で結果、10―0と快勝。主将の山下健也選手(あざみ野中3年)は初の頂点に「めちゃめちゃ嬉しかった。関東でも(テアトロの)名前が残るくらい勝ちたい」と抱負を語る。
関東大会には1都7県の代表など64チームが参加。各都県リーグより上の関東リーグに所属する横浜F・マリノスJYや柏レイソルU-15などJリーグ下部組織の強豪も出場する。
テアトロJYは17日(土)、かもめパーク(泉区)で東京都第4代表のジェファFCU-15と対戦。試合開始は午前11時の予定。
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