神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2017年8月10日 エリアトップへ

都筑署管内「振り込め詐欺」 手口の多様化に注意喚起 昨年上回るペースで増加

社会

公開:2017年8月10日

  • LINE
  • hatena

 県内全域で振り込め詐欺発生件数(17年1月〜7月末)が、昨年同期比で約1・7倍の1109件と増加している。都筑区内でも同様の傾向にあり、7月末までに7件発生、被害額は約2900万円に上り、都筑警察署(鑓溝裕也署長)は手口の多様化に注意を促す。

 区内の昨年7月末までの発生件数は未遂1件のみ、さらに昨年1年間の被害3件(400万円)と比較しても今年の被害件数は既に2倍以上に増加している。県内全体では22億円以上の被害が出ている状況だ。

 区内の発生件数の内訳はオレオレ詐欺が3件(未遂2件)、架空請求が4件。最近は犯行の多様化が進み、犯人グループが警察官などを名乗って「あなたの口座が詐欺に遭っている」と告げ、自宅に来てキャッシュカードを回収する新手口が多発している。区内で被害が出ていないが、前兆電話の多くはこのパターンだ。同署は「銀行職員や警察官が暗証番号を聞いたり、カードを回収することは絶対にないので注意を」と話す。

詐欺抑止の実績も

 こうした状況の中、区内金融機関などは警戒を強め、詐欺被害の抑止に成功した例もある。みずほ銀行港北ニュータウン支店(茅ケ崎中央)では3月、不審な口座の動きを察知し、警察へ通報して、架空請求詐欺の被害拡大を防いだ。さらに6月には、顧客への聞き取りでキャッシュカード手渡し型詐欺を発見。即座に通報と口座凍結の措置を行った。

 また、ららぽーと横浜(池辺町)1階総合案内所に勤務する藤枝奈美子さん(32)は5月、通話しながらATMを操作する男性を発見。警備員の藤井隆幸さん(58)が声をかけて被害を防いだ。同支店などに対し都筑警察署は7月に感謝状を贈呈。同署は今後も金融機関などとの連携や高齢者への啓発を強めていく方針だ。

左から藤井さん、藤枝さん、鑓溝署長、みずほ銀行港北ニュータウン支店の行員
左から藤井さん、藤枝さん、鑓溝署長、みずほ銀行港北ニュータウン支店の行員

都筑区版のトップニュース最新6

外遊びが5年ぶり復活

こどもみらいフェス

外遊びが5年ぶり復活

会場は「セン南」砂の広場

5月2日

ピークから2割減

都筑区子どもの人口

ピークから2割減

人口割合では区内トップ

5月2日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月25日

読書検定高校の部でV

サレジオ学院高水さん

読書検定高校の部でV

「本好き」の共感集める

4月25日

「子育てあるある」を一緒に

特別養子縁組おしゃべり会

「子育てあるある」を一緒に

27日、ポポラで

4月18日

ジャズ&トークで能登支援

ジャズ&トークで能登支援

21日、都筑区団体が主催

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

都筑区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook