寄稿 災害時医療体制の構築 横浜市会議員 斉藤しんじ
11月26日に神奈川県庁で開催された災害医療コーディネート研修会を視察しました。横浜市をはじめ県内各市の行政、医療関係の災害医療担当者が参加して、災害支援チームのあり方を学びました。
支援チームには、複数の他都市からも専門職等が時期をずらしながら参画するという状況の中で、混乱なく効果的な活動が求められます。また、災害発生の現地では、情報、指揮伝達における間違いや不徹底が大きな問題となるため、そのような状況に対応できるように、想定される課題を認識し、解決策を考え、コーディネートの実際を体験する研修内容でした。
横浜市でも、この研修を各区レベルで生かしていけるように、災害医療の体制構築を検討していきたいと思います。
地域の災害対応体制
一方、今回の研修の視察で感じたことは、各区の地域防災拠点における防災訓練においても、HUG(避難所運営ゲーム)やDIG(災害図上訓練)を行う必要性です。
HUGは、避難者の年齢や性別、それぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。
DIGは、自分の住んでいる地域のどこでどのような災害現象、被害が発生するかを予測し書き込み、そのリスクを避ける避難経路、避難場所を設定し、これに対して事前にどのような対策が必要かを参加者同士で話し合う訓練です。
こうした訓練に加え、女性の視点も含めた防災対策を進めてまいります。
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