横浜市歴史博物館は、建物の外壁や天井などの改修工事を行うため、8月1日から2020年3月31日まで休館する。大規模な改修は開館以来初めて。休館中も大塚・歳勝土遺跡公園内工房や横浜市発展記念会などで工作体験や出張ミニ展示などを行う予定だ。
港北ニュータウン開発事業中に遺跡が複数見つかったことから、展示できる場所を作ろうと、1995年1月に開館した横浜市歴史博物館。
原始時代からの歴史をパネルや模型などで学ぶことができる常設展や、横浜にゆかりのある出来事や人物などをクローズアップする企画展を行い、年間約13万人が足を運んでいる。
今回の改修は、横浜市が行う公共建築物天井脱落対策の一環で、施設をより長く利用するために、外壁や、入り口の天井などを点検、修繕するという。改修費は約3億円。多くの観光客が訪れるであろうオリンピック、パラリンピック前を目途に開館を予定している。
休館中もこれまで館内で行っていたまが玉や小田原提灯作り、まゆ細工などの工作を大塚・歳勝土遺跡公園内の工房(【電話】912・7777)で体験できる。10時〜16時。月曜定休。予約不要。
また、8月21日〜9月10日には出張ミニ展示として中区にある横浜都市発展記念館(【電話】663・2424)で「チラシに見る昭和40年代のくらし(仮)」が行われる。9時半〜17時。月曜休館。担当課長の刈田均さんは「長い休みに入るが、再び開館する時には、五輪に合わせた展示などを用意しようと思っている。楽しみに待っていてほしい」と話す。
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