林市長がカジノ誘致を表明。強く撤回を求めていきます! 横浜市会議員 望月 こうとく
すでにマスコミ報道でご存じの皆さまも多いかと思いますが、8月22日に林文子横浜市長が、現在の山下ふ頭への、カジノを含むIR誘致に着手すると表明しました。当該地は、赤レンガ倉庫などで馴染みの横浜みなとみらい地区に隣接します。
約6年前、カジノを含むIR誘致が本市で議論される可能性があることを初めて皆さまにお伝えして以来、その後も私の考えを交え、この問題に関わる議会報告をしてきました。誘致の是非は、単なる市の実施する一事業の話ではなく、市民全体で考えていくべき、未来の横浜のあり方に関わる重大な問題だからです。
私は、カジノ誘致に反対です。依存症の問題や治安への懸念。市長が期待する経済効果や雇用・税収の増の効果は、短期的にはともかく中長期的には、様々なコストによって打ち消され、負の側面が上回ってしまうと考えています。得をする人が出たとしても、それは事業者や事業に関連する人たちだけ。かえって市民全体や将来世代は、損をしかねないと見込んでいます。そして損得勘定とは別に、どういった横浜を将来世代に引き継いでいくのかです。私は議員として、カジノに依存していかなければ経済や市政運営が成り立たないような横浜にしてはいけない、と考えています。カジノは、わが愛する横浜に似つかわしくないとも思っています。
もちろん違う意見もあるかと思います。適切で充分な情報が市民に示され、しっかりとした議論がされた上で、多くの市民が誘致を望むならば、私の思いは外に置いても構いません。しかし実際は、そうした状況下で導き出された結論ではありません。加えて言えば、市長は、誘致に前向きな姿勢を2017年のご自身の選挙直前に、”白紙”発言で翻して以来、議論をはぐらかしてきました。
私たちや将来世代を含めたすべての市民に関わるこの問題を、このまま片づけるわけにはいきません。私は、市長に対してカジノ誘致の撤回とカジノに頼らない横浜の成長発展施策の実施、都市経営を強く求めていきます。皆さまの声もお聞かせください。
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