寄稿 134 「新しい生活様式」の実践を 横浜市会議員 斉藤しんじ
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言による外出自粛などの効果で、感染経路が不明な「市中感染」のリスクは、かなり抑え込めている状況です。ほとんどの人が、まだ感染していない実態が調査で分かったことから、第2波への備えが重要です。社会経済活動を再開していく中で、クラスター(感染者集団)が発生しやすい密集、密接、密閉の「3密」を避ける「新しい生活様式」の実践が欠かせません。
外出や交流での注意
まず、人との間隔はできるだけ2m空けることです。これにより感染リスクを大幅に減らせるとの研究結果が出ています。また、マスクの着用の効用も、はっきりと示されており、感染予防のため着用を実践していただきたいと思います。
ただ、長時間の着用で心配なのが熱中症です。こまめに水分を補給すること、また、近くに人がいなければ、外しても問題ありません。部屋は30分に1回を目安に、換気することが大切です。
くらし・経済対策の実施
本市は、国の第2次補正予算の成立も踏まえ、今年度、2回目の補正予算案を提案しています。医療機関の負担を軽減し、第2波に備えた医療提供体制を確保します。ひとり親世帯には臨時特別給付金給付を拡充。また、国が行う持続化給付金制度の対象とならない、減収幅が50%に満たない福祉事業所については、本市独自の支援で経済的負担を軽減します。
中小企業等への実質無利子融資や商店街への一時金、新たな助成制度などを活用しつつ経済活動を回復軌道に乗せていく取り組みを進めます。
保育所や学校、放課後キッズクラブなどにおいて、更なる感染拡大防止対策に取り組みます。
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