市立中川西中学校(小林茂雄校長)の佐藤優李迦さん(3年)が10月3日、川崎市等々力競技場で開催された第73回神奈川県中学校陸上競技大会に出場し、100mハードルで初優勝した。区内の学校からは今大会で唯一の優勝となる。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、例年の予選・決勝ではなく、記録で順位を決めるタイムレース決勝で実施。「緊張したほうがいいタイムが出るんです」と白い歯を見せ、一週間前から行ったイメージトレーニングで本番の一発勝負に気持ちを込めた。
スタートからゴールまでトップを譲ることなく走り切り、自己ベストとなった14秒53の記録でゴール。初めて県の頂点に立った。
これまでも県の大会に出場し、決勝に進出する走りを見せていたが、1位になれない期間が続いていた。「中学校の最後の大会で絶対優勝するという強い気持ちでレースに臨んだ」と佐藤さん。「本番では、今までで一番いい走りをすることができた」と満足の表情を見せた。
チーム憧れの存在
コロナで休校になっていた期間も、自分でハードルを作り練習したり、友人と長い距離を走ることに挑戦したりと練習を重ねていた佐藤さん。
陸上部顧問の椿井光教諭は佐藤さんを「気持ちを強く持つことができ、記録をしっかりと出すことのできる選手」と評価。「休校明けも動きがとてもよくなっていて大会が楽しみだった」と話す。「彼女の走りは後輩たちの憧れ。チームの士気を高めてくれている存在だ」と語った。
18日、日産スタジアムで開催されたJOCジュニアオリンピックカップ全国中学生陸上競技大会2020に出場。決勝に進出し、記録したタイムは14秒78。1組の中で5位という結果だった。
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