神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2022年2月10日 エリアトップへ

区内在住遠藤さん 作業所の販路拡大に一役 コロナ禍でSNS活用

社会

公開:2022年2月10日

  • LINE
  • hatena
こだわりのラインナップを紹介する遠藤さん
こだわりのラインナップを紹介する遠藤さん

 区内在住の遠藤円香さんが福祉作業所で製造する焼菓子などを買い取り、ネットで販売するサービスを展開している。コロナ禍で行き詰る作業所の販路開拓や、消費者が福祉に触れて共生社会を考えるきっかけづくりなど様々な効果が期待され、注目が集まっている。

 コロナ禍で出張販売やイベントの自粛が続くなか、多くの福祉作業所の販路が絶たれて売上は減少。そこで働く障がい者の就労トレーニングの機会も激減した。そんな事態のなか「特性やその規模などから即座にネット販売や配送サービスを取り入れたりすることが困難であるケースが多い」と気づいた。

 元々、丁寧に手作りされた作業所の焼菓子に魅力を感じていたという遠藤さん。そこで「今こそ作業所と社会をつなぐ架け橋になりたい」と約1年前に福祉作業所の販売促進支援事業サービス「つきあかり」を個人で設立した。現在は区内・県外合わせて11カ所が参画。各作業所から吟味した焼菓子を買い取り、インスタグラムなどのSNSを活用して注文につなげている。

 「心のこもった商品は多くの人に元気を与えられるもの」と遠藤さん。これまで400人以上の利用があり、購入者からは「温かい気持ちになれた」「クオリティの高さに驚いた」「箱を開けるワクワク感が楽しい」と予想以上の反響があった。特に複数の作業所の商品を詰め合わせたセット販売が人気でリピーターも多いという。

 現在は学童保育所のおやつや一般企業の置き菓子としての販売にも力を入れている。「作業所のお菓子が他者理解や社会福祉に目を向けるきっかけになれば」と期待を込め「一人でも多くの人が明日が来ることを嬉しいと思える社会を目指したい」と意気込んでいる。

都筑区版のトップニュース最新6

外遊びが5年ぶり復活

こどもみらいフェス

外遊びが5年ぶり復活

会場は「セン南」砂の広場

5月2日

ピークから2割減

都筑区子どもの人口

ピークから2割減

人口割合では区内トップ

5月2日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月25日

読書検定高校の部でV

サレジオ学院高水さん

読書検定高校の部でV

「本好き」の共感集める

4月25日

「子育てあるある」を一緒に

特別養子縁組おしゃべり会

「子育てあるある」を一緒に

27日、ポポラで

4月18日

ジャズ&トークで能登支援

ジャズ&トークで能登支援

21日、都筑区団体が主催

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

都筑区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook