地域の課題解決や魅力向上のための施設整備に対して市が助成する「ヨコハマ市民まち普請事業」でこのほど、都筑区のモヤキラCAFE実行委員会の提案が助成対象に決まった。センター北地区にカフェを整備し、誰もが気軽に立ち寄れる交流拠点づくりに取り組む。
この助成事業は横浜市独自の取組で、2段階のコンテストを経て選考されると、最大で500万円の助成が受けられる。今年度は8件の応募があり、4団体が2次コンテストに進出し、最終的にモヤキラCAFE実行委員会を含む3団体への助成が決まった。
代表の有好まなみさんは「ホッとしています。これまで支えてくれた地域の皆さんにも感謝の気持ちでいっぱい」と喜びを語る。
都筑区役所から委託を受け、女性が一歩踏み出すための応援プロジェクトを企画運営している(一社)モヤキラ。活動する中で「地域の人が一人で気軽に寄れる場所や、女性が活動拠点として利用できる場所が少ない」ことが課題として浮き彫りになった。そこでメンバーや地域の有志が地域交流の場としてカフェのオープンを目的に実行委員会を設立し、今回の申請に至った。
提案名は「地域コミュニティのごきげんな居場所づくり」。センター北駅近くに新設された地域密着型のビジネスコミュニティ「まちなかbizつづき」の一角を利用する形で「モヤキラカフェ」を整備する。ランチやカフェを提供するほか、レンタルスペースの提供、地域に住む女性の雇用支援や地域で活動中の個人・団体の交流の拠点を目指す。
2022年7月のオープンを目指して準備を進めるメンバーたち。有好さんは「皆さんが心に抱えている『モヤモヤ』が晴れる場所、そして一人でも多くの人が『来てよかったな』と思える場にしていきたい」と今後の意気込みを語った。
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