スポーツの意義を再認識しよう! 神奈川県議会議員 しきだ博昭
スポーツは、アスリートの勝利にかける情熱と、ひたむきで清々しい姿が観る人に感動を与え、人々に勇気と希望をもたらします。
例えば、よく耳にする「スポーツマン」という言葉ですが、日本の辞書には、「運動競技の愛好者」と記されています。一方で、英英辞典には「グッドルーザー(よき敗者)」「グッドフェロー(よき仲間)」とあります。
スポーツが成立するには、三つの要件が必要とされています。それは、「相手」「ルール」「審判」の三つです。
勝つためにベストを尽くすことはもちろん、相手を尊重し、ルールに従ってくだされた審判の判定を尊重することによって、はじめて試合の勝ち負けに意味と価値が生まれます。
特に、その真価が問われるのは、試合に負けた時の態度であると言われています。ベストを尽くして戦い審判の判定を受け入れ、負けを素直に認め、それでいて決して肩を落とすことなく、前を向き堂々と相手を称え、ひるむことなく次の試合に備えることのできる人こそが真のスポーツマンであると言われています。
さらに、スポーツを通じ、互いに切磋琢磨し、決して、努力を怠らず、相手・ルール・審判を尊重し、勝者を称え、敗者をいたわることのできるアスリートは、お互いを信頼し、絆が深まり、仲間意識が芽生えます。
これが、「グッドルーザー(よき敗者)」「グッドフェロー(よき仲間)」と呼ばれる所以です。
神奈川県において、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピックのセーリング競技江の島開催を控えており、とりわけ、子どもたちにとって人格形成や規範意識の醸成に重要なスポーツの意義を再認識するとともに、改めて、その素晴らしさを体感していきたいと思います。
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