寄稿120 平成31年度予算特別委員会より 横浜市会議員 斉藤しんじ
今月15日まで、横浜市会予算特別委員会が開かれています。私は、医療局と経済局の審査で質問に立ちましたので、主な内容を報告いたします。
医 療 局 審 査
災害時医療体制の整備について質問しました。最近の災害において関連死や大規模停電時の患者対応など新たな課題が発生しています。そこで地域の医師会や薬剤師会などの関係機関と協力し、発災直後から活動する「医療救護隊」の訓練の在り方や装備の充実について要望しました。このような医療救護隊があるのは横浜市だけであり、災害時の活動に大きな期待を寄せています。
また、総合的ながん対策推進も確認しました。乳がんに対して連携病院の指定効果と市民啓発の充実、さらに小児がんやＡＹＡ（アヤ）世代といわれる思春期世代と若年成人世代の方へのがん対策も質問しました。特に、高校生等には学習支援だけでなく病院内で孤立しないための居場所づくりの必要性を訴えました。
経 済 局 審 査
中小企業支援策として、人材確保の取組や事業承継の進捗状況に応じたプログラムの提供、また、販路開拓に向けた今後の取組について確認。
また、介護分野におけるビジネス創出についての取組みの質問をしました。現場のニーズとして「高齢者を、より安全に見守りたい」、「高齢者の介助作業の負担を軽減したい」、「介護記録等の書類作成業務の負担を軽減したい」などがあげられており、介護現場での人手不足等の課題を、技術革新により解決していく方針が示されました。
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