スポーツを通じた「ともに生きる社会」の実現 神奈川県議会議員 しきだ博昭
県議会では2016年7月に発生した津久井やまゆり園事件を受け、県と共同し「ともに生きる社会かながわ憲章」を策定。一人ひとりの命と個性、人格が尊重され、誰もがその人らしく暮らすことのできる社会の実現に向け取り組んでいます。
その一環として、今年のラグビーワールドカップや来年の東京2020オリンピック・パラリンピック大会開催の機をとらえ、誰もがスポーツに親しみ体験できるよう、神奈川県議会ユニバーサルスポーツ振興議員連盟を設立し、私も幹事長として活動しています。
議員連盟では、『パラスポーツ』をはじめ、聴覚障がい者による『デフスポーツ』、さらには、「スポーツ弱者をなくそう!」をコンセプトに設立された『ゆるスポーツ』等を応援することとし、2月26日には講演会と体験会を開催しました。
さらに、3月2日に新都市ホールにて、全日本ろうあ連盟の主催により、スポーツ庁の委託事業として「デフリンピックフェスティバル」が開催され、同議員連盟も後援し、協力しました。
「デフリンピック」は、ろう者のオリンピックと言われ、IOC(国際オリンピック委員会)より、パラリンピック、スペシャルオリンピックスとともに“オリンピック”の名称使用を正式に認められている国際競技大会であり、1924年に第1回大会が開催され、2025年には100年目を迎える歴史ある大会です。
当日は、鈴木大地スポーツ庁長官をはじめ多くのご来賓を迎え、また、全日本柔道代表監督の井上康生氏と『五体不満足』の著者である乙武洋匡氏の対談、デフリンピアンの早瀬久美さんによる講演、横浜南陵高校生による「ともに生きる社会かながわ憲章」をテーマとした手話劇が披露されるなど、有意義な催しとなり、1000席の会場が満席となりました。手話言語条例の制定にかかわった私としても、感慨深い一日となりました。
これからも、スポーツを通じた「ともに生きる社会」の実現に力を注いでいきたいと思います。
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