高齢者や地域住民の拠り所となる横浜市加賀原地域ケアプラザ(五十嵐徳所長)の職員がこのほど、フレイル予防体操や給付金詐欺、オレオレ詐欺防止などの自作動画を作成した。地域活性化になればと薬局や接骨院でも動画を流し、情報発信を行っている。
同プラザを運営するのは、市から業務委託を受ている社会福祉法人中川徳生会(高橋栄治郎理事長)。コロナウイルスの感染防止対策でケアプラザが閉館となり、外出自粛要請の中、介護予防事業や子育て事業の停止、緊急性のない利用者宅への訪問もできなくなった。さらに高齢者等の健康づくりや仲間づくりの場として機能していた体操・運動系や文化系など40以上のサークル活動も行えず、住民との接点が少なくなっていた。
そこで、接触せずに情報を配信できる動画の作成に同プラザ職員がとりかかった。外出自粛が続き体が虚弱になることを防ぐフレイル予防体操や特別定額給付金詐欺防止等の動画、また、港北ニュータウン診療所の神山一行院長の「ケアマネジャー医療連携講話」の動画を作成した。
保健師の榊山貴大さんが撮影から編集を担当。話している言葉を映像に載せたり、フレイルやコロナ関連のオレオレ詐欺などについて、文字色を変え分かりやすく説明を付け加えたり工夫をこらした。フレイル予防体操を担当した榊山さんは「椅子に座ってできる簡単なメニューにしている」と動画を説明する。
多くの地域住民に見てもらおうと作成した動画をDVDにし、あやめ薬局やいこのべ接骨院で既に上映し、川和町の郵便局や城南信用金庫でも上映を予定している。
同ケアプラザウェブサイトhttps://www.nakagawa-tokushokai.com/main/office/kagahara.htmlのブログ内で作成動画を閲覧することも可能だ。6月8日から施設の一部で利用を再開している。
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