普光寺(ふこうじ) 高野山 真言宗
和歌山県の金剛峯寺を本山とする高野山真言宗の普光寺は、室町時代中期に開創された550年の歴史がある古刹。光應山普光寺と号し、本尊聖観世音菩薩の大慈大悲の光が普く(あまねく)輝いているという意味が込められている。
本尊は像高47・3cm、玉眼、彩色の聖観音像で、円威和尚の追善供養のため、開山時に造立されたものだ。背面の墨書銘から1459(長禄3)年に造立されたと考えられている。この聖観音像は例年、8月2日のみ開帳される。
現在の本堂は91年に落慶され、内陣には弘法大師の一生を描いた欄間がある。境内には四国八十八ヶ所の砂が納められた砂踏霊場があり、砂を踏みしめながら参拝すると、四国八十八ヶ所を巡ったのと同じ利益があるとされている。
毎月28日は護摩祈祷を実施。自由に参列でき、真言を唱えて心願成就を祈念することができる。時間は平日が午前11時、土・日・祝日が午後2時から。
鐘楼(鐘撞き堂)があり、午前9時から午後4時まで、参拝者は自由につける。ここからは東に東戸塚のマンション群やランドマークタワーが、付近からは西に富士山が望める。
■普光寺/岡津町94(普光寺入口バス停から徒歩1分)、住職・栗田紹伸【電話】045・811・8719
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