「金沢区認知症高齢者等SOSネットワーク」の発見協力機関に、7月1日付で第一生命保険株式会社横浜総合支社が加わったことを受け、協定締結式が10月5日、金沢区役所で行われた。
同ネットワークは、認知症の高齢者らが行方不明になった場合にできる限り早く発見・保護する仕組みで、2006年から実施している。事前登録した行方不明者の連絡が家族などから警察署に入ると、区役所を経て協力機関に行方不明の本人の情報が知らされる。各協力機関は通常業務内で発見に協力していく。
9月末時点で登録者数は160件、発見協力機関は59機関となっている。また、今年度は2件の捜査依頼事案が発生している。
金沢署によると今年、8月末現在で認知症疑いの行方不明者は26人。毎日のように「いなくなった」「徘徊している高齢者がいる」などの通報が寄せられるという。
締結式であいさつした小澤伸一署長は「高齢者に関する事案が、昔に比べ非常に増えており、ご協力は心強い」と話した。また、第一生命保険の井上聡支社長は「金沢区は私自身、生まれ育った思い入れのある地域。地域に生かされている民間企業として、協力していきたい」と述べた。
同ネットワークの相談や認知症高齢者らの事前登録などは金沢区高齢・障害支援課(【電話】045・788・7777)や各地域ケアプラザへ。
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