横浜市立大学国際総合科学部の瀧元深祈(みき)さん(4年)は7月16日、同大学で開かれた緊急シンポジウム「市大発 安保法制を問う」で、壇上に立った。学生で構成される「SEALDs」の活動を報告し、若者が声をあげる必要性を訴えた。
小学生の頃から佐世保出身で元軍人の祖父から戦争体験を聞いていたという瀧元さん。戦争問題に自然と関心を持つようになったという。「昔から恋愛ドラマよりも戦争ドラマが好きだったんです」と笑う。
2011年に大学入学。必然的に原発問題を考える機会が多かった。デモに興味を持ったのもこの頃。だが「特殊な人が行くもの」「反対意見を言えるほど知識がない」という思いが行動を阻んだ。そんな時に背中を押してくれたのが、ゼミの教授だった。「知識を得てから行動するなら、学者しか行けない」。その言葉で、大学2年で初めてデモに参加。「普通の人が当たり前の主張をしていた」と振り返る。が同時に、若者が少ないことに危機感を抱いたという。
今ではデモや学習会に積極的に参加し、知識と行動の両立を目指す。「秋頃にはヨコイチで学生主体の催しをやりたいんです」と先を見据える。「本だけでは分からないこともある。武力で平和は作れない。理想を持ち続けることが大事」と真っ直ぐに話した。
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